イラン

さくらんぼは元々、イランなどの西アジアが原産とされているのです。
サクランボは「桜桃」(おうとう)とも言うくらいで、サクラの実なのです。
ソメイヨシノやオオシマザクラなど、お馴染みのサクラは、こんな大きな実をつけないのですが、サクランボを実らせるのは、同じバラ科サクラ属ですが、西洋から明治時代に日本にやってきた種の末裔なのですよ。
イラン北部からヨーロッパ西部にかけて野生していたセイヨウミザクラ(甘果桜桃)と、トルコ近辺を原産地とするスミノミザクラ(酸果桜桃)が、その原種とされているのです。
甘果桜桃と、酸果桜桃のこの2品種はヨーロッパで人気となって、16世紀頃から本格的に栽培されはじめたのだそうですよ。
サクランボはバラ科サクラ属サクラ亜科に属して、サクランボには果実が甘い甘果サクランボと酸っぱい酸果サクランボ、中国サクランボなどがあるのです。
甘果サクランボはイラン北部や、コーカサス南部、イタリア、スペインなどで、酸果サクランボはイラン北部から黒海沿岸地方、中国サクランボは中国で生まれたのです。
現在、日本では約30種類の品種のさくらんぼが栽培されているのです。
そのほとんどが甘果桜桃といわれる種類なのです。
これは、山形で出回っているさくらんぼとして有名な佐藤錦や紅さやか、紅秀峰などもこの甘果桜桃の品種の一つなのですよ。
またさくらんぼにはもう一種の、酸果桜桃という種類もあるのですが、一般に酸味が強くて生食に適さないので、缶詰などの加工用に用いられているんですよ。
皆さんに知られているだけでも、サクランボはたくさんの品種があるのですよ。ですが、サクランボは同じ品種のめしべと花粉は受粉しないと言う面白い特徴もあるんですよ。
例えば、佐籐錦を作ろうとして畑に佐籐錦の木ばかりを植えても、実を結ぶことは無いのです。
実を付けるには他の品種の花粉が必要なのです。
受粉用に他品種のさくらんぼの木を一緒に植えて栽培しなければならないのです。そしてこれを「自家不和合性」と言うのです。
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